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零墨
「零墨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
零墨の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「芥川の事ども」より 著者:菊池寛
ら、「侏儒の言葉」欄は、死後も本誌のつづく限り、存続させたいと思う。未発表の断簡
零墨もあるようだし、書簡などもあるから、当分は材料に窮しないし、材料がなくなれば....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
太宗《たいそう》が棺の中まで持ちこんで行ってしまったはずで、支那にも、もはや断簡
零墨《だんかんれいぼく》もござらぬそうな」 「ところが、伊達家の羲之には、れっき....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
もりだった。以来忘れたことはない。事武蔵に関する限りどんなくだらない物でも、断簡
零墨、心にとめて五回や十回の応戦には尽きないだけの論駁を持とうと願っていたのであ....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
他日の大成を期したい積もりである。大方の諸君願わくは自分のこの研究を助けて、断簡
零墨といえどもあえて厭い給うなく、つまらぬ口碑と思わるるものもあえて捨て給うなく....