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「電子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

電子の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
思っていた。それは火星のロケット艦から発したものにちがいなかった。只今天文部は、電子望遠鏡の中に彼の姿をキャッチしたのだった。 「もし火星からの来襲があれば、そ....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
は、その表にあるように、殆ど原形を停めないまでに破壊されている。その二三のものを電子顕微鏡下において調べたが破壊面は非常な微粒子――コロイド程度にまで粉砕されて....
宇宙女囚第一号」より 著者:海野十三
し、テーブルの上にひろげてみせた。 「これを見たまえ。これがこの室にある立体分解電子機と、もう一つ立体組成電子機の縮図だ。わしは十五年かかって、この器械を発明し....
海底大陸」より 著者:海野十三
ですね。あの空気も水もない月の表面に、近年みょうな崩壊現象がおこるのです。それは電子望遠鏡によってあきらかにされたことなんですが、たとえばコペルニクス山という環....
地球盗難」より 著者:海野十三
羽毛のように無力であった。その無惨きわまる空中の翻弄ぶりは、塔の天井にある大きな電子望遠鏡を透して、大きなスクリーンの上にマザマザと映写しつづけられていたのだっ....
海底都市」より 著者:海野十三
もう時間の上を歩けなくなってしまうんです。人体を形成するあらゆる物質――すなわち電子も陽子《ようし》も中性子《ちゅうせいし》もみんな活動を極度に縮めてしまうので....
霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
をつかまえるため小さい特殊型空中線《とくしゅがたくうちゅうせん》と、強力なる二次電子増倍管《にじでんしぞうばいかん》を使用し、受信増幅装置《じゅしんぞうふくそう....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
ら原子が見え、それからついに原子核《げんしかく》と、そのまわりをまわっている自由電子の群が見えます。それは今の世の中において、一番小さな世界ですよ」 博士が、....
地球要塞」より 著者:海野十三
それから私は、透過《とうか》望遠鏡に目をあてた。この透過望遠鏡というのは、一種の電子望遠鏡で水中はもちろん水上であれ空中であれ、すっかり透過されて見え、その視界....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
をくらますミミ族の裏をかいて、ミミ族の行動がはっきり見える器械――それを帆村は「電子ストロボ鏡」と名づけたが、その器械を設計し、その試作をいくつかやっては、新し....
怪塔王」より 著者:海野十三
行機か、よくわかりません。じつは、はじめからそのことが気にかかっていたのですが、電子望遠鏡でのぞいても、飛行機にはどこの国のマークもついていないのです。じつに怪....
月世界探険記」より 著者:海野十三
探険に成功したいというためでもあったけれど、もう一つには、このたびの探険隊の持つ電子望遠鏡が、最近はからずも月世界の赤道のすこし北にある「危難の海」に奇怪な異物....
科学者と夜店商人」より 著者:海野十三
こう暑くなっては、科学者もしぶしぶと実験室から匍い出さずにはいられない。気温が華氏八十度を越えると脳細胞中の電子の運動がすこし変態性を帯びて来るそうだ。そんなときにうっかり忘我的研究をつづ....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
々と見つかったものもベッケレルが発見したし、かつ菫外線を金属にあてると、金属から電子の飛び出ることもヘルツが発見した。 さてファラデーは、以上の研究をまとめて....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
質的のものならば必ず元素から成り立っている。元素は原子から成り立っており、原子は電子から成り立っている。物質的のものは複雑な現象を呈しているけれど、一として元素....