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電気器具
「電気器具〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
電気器具の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「老妓抄」より 著者:岡本かの子
こどものように早起した。 電気の仕掛けはよく損じた。近所の蒔田《まきた》という
電気器具商の主人が来て修繕した。彼女はその修繕するところに附纏《つきまと》って、....
「電気看板の神経」より 著者:海野十三
来て殺人の危険は、いよいよ増加してきた。それに最も戦慄を禁じ得ないのは、そうした
電気器具がほとんど全部といっていいほど、金属で出来ていることだ。金属ほど電気をよ....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
くであろう筈の新しい縞柄が飾ってある洋服地店のショウウインドウや、新古典の図案の
電気器具の並んでいるショウウインドウは気にもかけずに、さっさと行き過ぎた。その代....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
総理大臣の放送が入って来た。ラジオは下宿から少し奥へ入ったところの、十字路の角の
電気器具商店からだったが、聞きたいと思っていたところなので、彼はステッキに半身を....
「道づれ」より 著者:宮本百合子
、ほら、ね」 写真屋の横羽目に、エナメルの番地札が打ちつけられてある。八百屋、
電気器具屋、美髪所、どれも表通りへは張りかねる苦しい店をこの横丁に開いているとい....
「大阪を歩く」より 著者:直木三十五
。だから、旅客飛行機の乗客で、搭乗《とうじょう》回数のレコードホルダーは、大阪の
電気器具屋の八木氏? それから、もう一人大阪人があって、次に、私である。尤も、大....
「小景」より 著者:宮本百合子
の宏壮な建物の下に出る。 そこに、私のフェイボリットが二つあった。 一つは、
電気器具販売店、一つは、仏蘭西香水の売店。 どちらも一階の往来に面した処にあっ....
「水甕」より 著者:豊島与志雄
健康を持ち続けました。軽いマラリヤの発作も、もう殆んど起らなくなりました。通俗な
電気器具を拵えてる小さな町工場の会社では、彼を意外なほど優遇してくれました。兄一....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
、その道の方法を以てすれば、容易く手馴ずけることが出来るし、飼養料は高くかかる。
電気器具の類は電線を切ればすべてだめになる。ところが鵞鳥は、何でも食べるし、卵も....
「ロボットとベッドの重量」より 著者:直木三十五
一 「お前、本当に――心から、俺を愛しているかい。」 KK
電気器具製作所、ロボット部主任技師、夏見俊太郎は病に蝕《むしば》まれ、それと悪闘....
「澪標」より 著者:外村繁
同じく右頸部から腋窩へかけて繃帯を巻いていたが、かなり元気を回復していた。A市で
電気器具商を営んでいるという谷本さんは、入院したばかりの私に話しかけて来た。 「....