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電池
「電池〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
電池の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
「ああ、あれはポールのやつだよ。あッはッはッ」 と、ペンは笑った。 「あの廃物
電池は、きっとまた自分で解剖をしていたんだわ。いやらしい男ね」 バラはペッと唾....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
室ニ忍ビ込ミ、其ノスーパーヲ盗マシメタリ。同夜苦心ノ末、コイル、コンデンサー、乾
電池等ヲセット中ヨリ取外シ、短波長送信機ヲ組立テント試ミタリ。材料ノ不足ニヨリテ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
け残り、その両側は空であるのも異様な風景であった。 ◯米国飛行士一名、五部の元蓄
電池室の裏へ降りし由。石井君たちが捕虜とした。ピストル二丁、弾丸二十発位、持って....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
る。博士はカーテンをおして中へはいった。中は、まっくらだった。 「おやッ。今日は
電池灯が消えている」 そこには、いつもは
電池灯がついていて、室内を照らしていた....
「雪魔」より 著者:海野十三
あ」 「そうだ、暗くて分りゃしない。あかりを早くおつけよ」 「どこだったかなあ、
電池のあるところは……」 五助は奥の方へいって、手さぐりでそこらをなでまわして....
「骸骨館」より 著者:海野十三
五少年も、たいへんなはりきり方で、その準備をいそいだ。白粉、煤と鍋墨、懐中電灯、
電池などと資材は集められた。骸骨おどりのすごさを増すために鬼火を二つ出す計画が追....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
当りませんですぞ。詰め込んであるのは、ラジオの器械のようなものに、ペンチに針金に
電池に、それから真空管にジャイロスコープに、それからその不思議なモートルにクラン....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
っている。もう処置なしだ」 山ノ井は、そういった。がっかりした声である。 「蓄
電池の方は?」 「だめ、ぜんぜん電圧がない。……もうだめだ。死ぬのを待つばかりだ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
をさがし出し、その配線をかえて短波の送信機になおし、幸に切れていなかった真空管と
電池があったので、あの通り送信がやれたのだそうです。 5 「ぜひ、大利....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
この北極航空にはまだいろいろ問題がある。そういう非常に寒いところでは、エンジンも
電池もすっかり働きがわるくなるし、お天気などのこともよく分っていないし、飛行機に....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
キリ窺われるような気がした。ことに帆村たちの注意を引いたものは、下腹部に置かれた
電池からの放電により、心臓部附近に小さい赤電球と青電球とがチカチカと代り番に点滅....
「空襲警報」より 著者:海野十三
男は大事な持物を忘れなかった。右肩には防毒面の入ったズックの鞄を、また左肩には乾
電池で働く携帯用のラジオ受信機を、しっかり身体につけて出た。 「うわーッ、あれあ....
「みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
ばらくして、真鍮の水さしを持って来て言うのには、手水は発動機で汲上げている処、発
電池に故障があって、電燈もそのために後れると、帳場で言っているそうで。そこで中縁....
「人造物語」より 著者:海野十三
取押さえるところで物語は了っている。その電波嬢は、あとで解体せられ、スプリングや
電池とかわってしまったという。 * * さて、実在の人造人間は、....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
をする。考えておった事が頭に浮ぶに従って、針金の形を変えたり、磁石をならべたり、
電池を取りかえたりする。それで、思い通りの結果が出て来ると、顔に得意の色を浮べる....