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「電磁波〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

電磁波の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
放送された遺言」より 著者:海野十三
言の保存かあるいは伝達を計画しなければならない。われらの知力ではとくに短い波長の電磁波のみがこの世界の地上から放射されてこの世界以外の数しれぬ多くの遊星のほうへ....
遊星植民説」より 著者:海野十三
は心配だ。だが吾輩の説によると、まず大丈夫と思う。第一に、地球へ他の遊星から来る電磁波を、十年この方、世界の学者が研究しているが、その中には符号らしいものが一つ....
物理学と感覚」より 著者:寺田寅彦
の感覚でも同様である。光覚に関する問題は生理学の領分に譲って物理学では非人間的な電磁波を考えるのみである。熱の輻射も無線電信の電波も一つの連続系の部分になってし....
北氷洋の氷の割れる音」より 著者:寺田寅彦
局を五十か所作るということである。これが実現した暁には北西の空からあらゆる波長の電磁波の怒濤が澎湃としてわが国土に襲来するであろう。 思想などというものは物質....
金属人間」より 著者:海野十三
てやります。もうひとつですね。ここにあるのは生命をもった頭脳から放射される一種の電磁波を検出する装置です。ことに、劣等な生物のそれに対する装置です。ことに、劣等....
地球要塞」より 著者:海野十三
蜂の囁《ささや》くような音をたてるばかりだった。――この島では、光と音と、そして電磁波《でんじは》とが、すこぶる鋭敏《えいびん》に検出されるようになっていた。―....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
いま、二種だけ用意してあります。一つは怪力線砲です。これはごぞんじのとおり、短い電磁波を使ったもの。もう一つは音響砲です」 「音響砲、それは初耳だなあ」 左倉....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
コープ)の研究に競争的だ。その完成はテレヴィジョンの一般実現を容易にするからだ。電磁波の研究で、いわゆる超短波の研究も最近活発だ。宇田新太郎博士は昭和七年「超短....
脳波操縦士」より 著者:蘭郁二郎
ることも出来るのです――。ところが、そのオッシログラフによって見ると、脳の発する電磁波つまり脳波は、声波と同様に変化するのを知ったのです。 早い話が『よし』と....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
がこの論文に精しく述ぶるものと、実質において同じである。ただ一八四六年の頃には、電磁波の伝わる速度を計算する材料の存在しなかった事が、今日との相違である」と。 ....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
てくるか――私は清木教授の裸体の隣に寝ころんでいて考える。巨大な原子力、微粒子、電磁波、熱、この四種類がまず頭に浮かぶ。原子力すなわち、原子が創造せられた瞬間か....
千里眼その他」より 著者:中谷宇吉郎
やがて電線なしの電話が出来ましょうと祝辞をのべた人があった。それに対してヘルツは電磁波の振動数と音波の振動数との隔絶した開きを指摘して、そんな事は出来るはずがな....