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「電路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

電路の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白蛇の死」より 著者:海野十三
て、けたたましい音響が迸る。毒々しい青緑色の稲妻が天井裏にまで飛びあがった。――電路遮断器が働いて切断したのだった。 と、思い掛けぬ窓のかげから素早く一人の男....
蜘蛛」より 著者:甲賀三郎
を見つけて、パチパチとひねってみて、結局元どおりにしたつもりだったが、あのために電路が閉じて、この直径二間半の鉄筋コンクリートの丸い塔が廻転をはじめたのにちがい....
断水の日」より 著者:寺田寅彦
分でやって、その夜はどうにか間に合わせた。その時に調べてみるとボタンを押した時に電路を閉じるべき銅板のばねの片方の翼が根元から折れてしまっていたのである。 実....
霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
いか。神経細胞は電線と同じように、導電体《どうでんたい》だ。しかも弱い電流を通す電路なんだ。そこへ高圧電気をかけるとその神経細胞の中に大きな電流が流れて、神経が....
レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
ターなどを置いた。後にアルゴンの発見されたのはこの室であった。感応コイルの第一次電路をピストルで切る実験もここで行われた。この室と煉瓦壁を隔てた一室が寝室であっ....
指導者としての寺田先生」より 著者:中谷宇吉郎
真を撮って見ると、普通に見える火花の形に附加して、紫外線を出している複雑な形の放電路が広い範囲にわたって存在していることが知られたのである。 先生はこの問題を....