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霄壌
「霄壌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
霄壌の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
説教を聞くに、無数の貧人は道側に黒|麪包《パン》を咬んで身の不運を嘆《かこ》つと
霄壌《しょうじょう》なり。かくて大字ごとに存する神社は大いに社交をも助け、平生頼....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
駒生氏を訪れた。林駒生氏は本伝第二回に紹介した杉山茂丸氏の末弟で、令兄とは雲泥、
霄壌も啻ならざる正直一本槍の愚直漢として、歴代総督のお気に入り、御引立を蒙ってい....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
で若い女や料理人まで伴れ行き猫の欠《あくび》ほどの発言も為《な》し得なんだ人物と
霄壌《しょうじょう》だが、このギリシア婦人が揚威せる敵軍に直入して二つしかないそ....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
や蚤取粉などを買い集めてそのトランクの中に叩きこんで出かける手軽さとは、正に天地
霄壌の差があった。 さあ、金博士の後を、われわれは紙と鉛筆とを持って追いかける....
「白銅貨の効用」より 著者:海野十三
る会費を出して射撃|倶楽部員になって練習を積むのに比べて、簡易と経済に於て天地|
霄壌の差がある。 爪磨きとしての効用 爪を鋏で切りっぱなせば角があって方々へ....
「曙覧の歌」より 著者:正岡子規
を結ぶに力弱し。『万葉』の「うれむぞこれが生返るべき」などいえるに比すれば句勢に
霄壌《しょうじょう》の差あり。 緇素月見《しそつきをみる》 樒《しきみ》つみ....
「寒中滞岳記」より 著者:野中至
》るべきものなることを知ると共に、山頂と山下《さんか》との総ての気候は、いわゆる
霄壌《しょうじょう》の差異あることを認め得たり、下山の途中既に五合目辺に下れば、....
「良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
しても、良寛様のそれは元来が超俗非凡な天才的霊腕の仕業のこととて、魅力の上に天地
霄壌の差を生じている。 由来一般に中国人は概して書がうまいといわれているが、私....