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震慄
「震慄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
震慄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、更に樹に上って三度翼を鼓し怖ろしい声で鳴いて形見えずなった。さてこそ魔物と一同
震慄した。シマンタムバ常に一大鶏を畜《か》い、その鳴く声と時刻を考え、事ごとに成....
「関牧塲創業記事」より 著者:関寛
爰に至りては予は実にうれしくして、一種言うべからざるの感にうたれて、知らず識らず
震慄して且つ一身は萎靡るが如きを覚えたり。此時たるや、精神上に言うべからざるの感....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
ますその賜に依頼するの心を増すのみ。人民すでに自国の政府に対して萎縮《いしゅく》
震慄の心をいだけり、豈《あに》外国に競うて文明を争うに遑《いとま》あらんや。ゆえ....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
誰とももあいにせぬように、寧打ち砕いてしまう。
(遠くより喇叭聞ゆ。合唱の群
震慄す。)
あの喇叭の響が、耳をも臓腑をも、引き裂くと同じように、
昔し持って....