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「霊亀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

霊亀の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
草枕」より 著者:夏目漱石
じょうが》が、あわれ、俗界に堕落するよと思う刹那《せつな》に、緑の髪は、波を切る霊亀《れいき》の尾のごとくに風を起して、莽《ぼう》と靡《なび》いた。渦捲《うずま....
旅愁」より 著者:横光利一
の一番明瞭に表現されたものの一つのように思われた。そして、それがとりも直さず、言霊亀板面に顕れた倍数に拡がる音波の函数図形の原形と同じだと云うことも、彼には驚く....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
これがいわゆる白鳳の地震で、土佐では黒田郡の一郡が陥没したと言い伝えられている。霊亀元年五月には、遠江国に大地震があって、山が崩れて※玉河を壅いだが、続いてそれ....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
日から十月十二日まで)難波宮に行幸あらせられたとき志貴皇子(天智天皇の第四皇子、霊亀二年薨)の詠まれた御歌である。難波宮のあったところは現在明かでない。 大意....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
話です。本郷の弥生ヶ丘や芝山内がまだ海岸だった頃のことだ。 続日本紀、元正天皇霊亀二年五月の条に、「駿河、甲斐、相模、上総、下総、常陸、下野の七国の高麗人一千....