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「霊像〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

霊像の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
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十二支考」より 著者:南方熊楠
、因ってこの鐘も三年待ってくれと言ったとは珍譚じゃ(コラン・ド・プランチー『遺宝霊像評彙《ジクショネール・クリチク・デー・レリク・エ・デー・イマージュ・ミラクロ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ッボア人は、白鶏を牲《にえ》して隠財を求むといい、コラン・ド・ブランシーの『遺宝霊像評彙』一巻六四頁には、天主教徒白鶏をクリストフ尊者に捧げて、指端の痛みを癒《....
十二支考」より 著者:南方熊楠
わらぬはなし(サウゼイの『随得手録』三輯三六六頁。コラン・ド・プランシーの『遺宝霊像評彙』各条)。されば事業うまく行かぬ人を、どの尊者に頼んでよいか知らぬ人と呼....
十二支考」より 著者:南方熊楠
トの『諸信念および民俗』二巻五〇七頁、一八二一年板コラン・ド・プランシーの『遺宝霊像評彙』。ピンケルトンの『陸海紀行全集』三巻一五頁)。日本で正月に餅を鼠に祝う....
丹下左膳」より 著者:林不忘
》境内。 いつの世に何人が勧請《かんじょう》奉安したものか、本尊は智行法師作の霊像、そのいやちこな御験《みしるし》にあずからんとして毎年この日は詣人群集、押す....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
し、己の食を乞食に与ふ。遂に生身の大日如来と化生し、流し板より光明を発したりと。霊像並びに流し板は今東京市麻布飯倉町赤羽心光院にまつる。 末世まで光る後光のさし....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
うと想像される。 夢殿の救世観世音像は、こういう意味で古今を独歩する唯一無二の霊像であり、彫刻美としてのみ語るのはまことに心無きわざとなるのである。美の日本的....
ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
で、細い杖を高らかに振った。 「大銅像の目を傷けたんだね、両眼を――潰すと斉しく霊像の目が活きて光って開いた、虫の投落されたのをよく視て下さい。」 「柴山運八。....
法然行伝」より 著者:中里介山
むるの一事を祈る為であった。この寺の本尊、釈迦善逝《しゃかぜんせい》は三国伝来の霊像である。 法然は如何なる大巻の文と雖《いえど》も三遍それを見ると明かになる....