霊殿[語句情報] » 霊殿

「霊殿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

霊殿の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
数限りもなく虫が涌く。地は限りなく草を生やす。四囲の自然に攻め立てられて、万物の霊殿も小さくなって了いそうだ。 隣の金さんが苗をくれた南瓜の成長を見に来たつい....
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
念ながら一緒に歩いたことはなかったようで御座います。御兄弟が沢山おありですか、精霊殿？」 「千八百人からあるね」と、幽霊は云った。 「恐ろしく沢山の御家族ですね....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
だ。 なんでも体の下の方に気を附けていろ。 食もたれ奴。それがお前達の職分だ。霊殿がその辺にお住いになっているか、 それはしかとは分からない。なんでも臍には住....
「日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
は儒教思想に由来するところが多く、仏者の習慣によって助けられた点もある。宮中に皇霊殿の設けられたのも明治四年のことである。それを上代からの風習のように思うのは、....