霊草[語句情報] »
霊草
「霊草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
霊草の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
葉で、親たちも諦めていた。 時子の病気も、銀子が写真屋にもらって送った高野山の
霊草で、少し快くなったような気もしたが、医者に言わせると栄養の不足から来ているの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
り。一は牝馬《ひんば》春を思う際身分より出づる粘液を採り、呪を誦《ず》しながら諸
霊草と和し薬となすものだ。ヴィルギリウスの『詠農《ゲオルギカ》』巻の三に、春色|....
「水鬼」より 著者:岡本綺堂
ふと或る小さい花が水の上に漂っているのを見つけた。僕の土地ではそれを幽霊藻とか幽
霊草とかいうのだ。普通の幽
霊草というのは曼珠沙華のことで、墓場などの暗い湿っぽい....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
テ梢ニ葉アリテ松ノ苗ニ似タリ好事《コウズ》ノ者之レヲ採テ鏡ノ奩《ス》ニ蔵メテ云ク
霊草ナリ行人ノ消息《アリサマ》ヲ知ラント欲セバ之レヲ※水は字音ワン、鉢、椀、皿で....