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霜曇
「霜曇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
霜曇の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玄鶴山房」より 著者:芥川竜之介
》れられるつもりだろうなどと私《ひそ》かに彼を嘲《あざけ》ったりしていた。
或
霜曇りに曇った朝、甲野は彼女の部屋になった玄関の三畳に鏡を据え、いつも彼女が結び....
「寒さ」より 著者:芥川竜之介
× ×
それから四五日たった後《のち》、――ある
霜曇《しもぐも》りの朝だった。保吉は汽車を捉《とら》えるため、ある避暑地の町はず....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
へさしかかった時には、徳さんの家はもう雨戸を閉めて燈火のかげも洩れていなかった。
霜曇りとも云いそうな夜の空で、弱々しい薄月のひかりが庭の八つ手の葉を寒そうに照ら....