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霜枯れ時
「霜枯れ時〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
霜枯れ時の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「先生への通信」より 著者:寺田寅彦
せんたく物までも、ことごとく言うに言われぬ美しくくすんだいい色彩を示しています。
霜枯れ時だのに、美しい常磐木の緑と、青玉のような水の色とが古びた家の黄や赤や茶に....
「丸善と三越」より 著者:寺田寅彦
ぬ事はめったにない。いつでも何かしら美しい花が見られる。宅の庭には何もなくなった
霜枯れ時分にここへ来ると生まれかわったようにいい心持ちがする。一階から五階まであ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ちの美しい築山《つきやま》や池のほうなどを御簾《みす》の中からのぞくと、ちょうど
霜枯れ時の庭の植え込みが描《か》いた絵のようによくて、平生見ることの少ない黒の正....