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霞が関
「霞が関〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
霞が関の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
は官吏で、籍が諸陵寮にある。わたくしは宮内省へ往った。そして諸陵寮が宮城を離れた
霞が関の三年坂上にあることを教えられた。常に宮内省には往来しても、諸陵寮がどこに....
「斬られたさに」より 著者:夢野久作
から、暫く役目のお預りを願って、その空屋同然の古屋敷に落付く事になると、賑やかな
霞が関のお局や、気散じな旅の空とは打って変った淋しさ不自由さが、今更のように身に....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
交の旧跡なんて薬にしたくもないから豪気だろう。伊豆の下田の黒船以来、横浜、浦賀、
霞が関なんて毛唐に頭ア下げっ放しの名所旧跡ばっかりに取巻かれている東京なんかザマ....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
を伺い、喜多家へも伺ったところ、その後、千代造氏(六平太氏幼名)と、翁と同行にて
霞が関へ出頭せよという藩公からの御沙汰があった。 ところが出仕してみると華族池....
「細木香以」より 著者:森鴎外
。これは祖先以来の出入先で、本郷五丁目の加賀中将家、桜田堀通の上杉侍従家、桜田|
霞が関の松平少将家の三家がその主なるものであった。加賀の前田は金沢、上杉は米沢、....
「学者安心論」より 著者:福沢諭吉
いぶん》ならずや。 また、外国の交際においても、字義を広くしてこれを論ずれば、
霞が関の外務省のみをもって交際の場所と思うべからず。ひとたび国を開きてより以来、....