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露国
「露国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
露国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
、材料の蒐集《しゅうしゅう》者としてその仲間の牛耳《ぎゅうじ》を取るようになり、
露国や米国に向かってもらした祖国の軍事上の秘密はなかなか容易ならざるものらしかっ....
「片信」より 著者:有島武郎
言おうとしているのではない、ということだ。それなら、なぜクロポトキンやマルクスや
露国の革命をまで引き合いに出して物をいうかとの詰問もあろうけれども、それは僕自身....
「広津氏に答う」より 著者:有島武郎
、むしろ民衆の真の勃興にさまたげをなしていると言っても差し支えないようだ。始めは
露国のプロレタリアのためにいかにも希望多く見えた革命も、現在までに収穫された結果....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
空母艦に積みこんで、今や、舳艫相含んで、布哇を出航し、我が領海に近づきつつある。
露国は、五ヶ年計画完成し、世界第一の大陸軍を擁して、黒竜江を渉り、日本の生命線満....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
日露戦争の狂言を上演、曾我兄弟が苦力に姿をやつして満洲の戦地へ乗り込み、父の仇の
露国将校を討ち取るという筋であったそうで、苦力の五郎十郎が暗合しているには驚きま....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
」、「法律と権威」、「略収」の数章は、すでに小冊子として英訳が出て居る。 この
露国の『謀反人の言葉』は、今東京監獄の一監房の隅において、その友と語るの自由なき....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
統一の政をなさんと欲し、薩長は英国に倚りてこれに抗し互に掎角の勢をなせり。而して
露国またその虚に乗ぜんとす。その危機実に一髪と謂わざるべからず。若し幕府にして戦....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
いったのを奇異な感じを以て聞いていたが、ドストエフスキーの如き偉大な作家を産んだ
露国の文学に造詣する二葉亭は如何なる人であろうと揣摩せずにはいられなかった。 ....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
夜襲」を上演し、明治座では松居松葉君作の「敵国降伏」を上演した。前者はわが艦隊が
露国軍艦レトウィーザンを撃沈した事実を脚色したもの、後者は鎌倉時代の蒙古襲来を脚....
「二葉亭四迷」より 著者:内田魯庵
が、二葉亭のいうのは恐らくこの意味ではないので、二葉亭は能く西欧文人の生涯、殊に
露国の真率かつ痛烈なる文人生涯に熟していたが、それ以上に東洋の軽浮な、空虚な、ヴ....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
亡の場合に活躍するための準備として修められたのだから、「君は支那公使となれ、我は
露国公使とならん」というが二人の青年の燃ゆる如き抱負で、殆んど天下の英雄は使君と....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
には余りに深くロマーノフの罪悪史を知り過ぎていた。が、同時に入露以前から二、三の
露国革命党員とも交際して渠らの苦辛や心事に相応の理解を持っていても、双手を挙げて....
「西航日録」より 著者:井上円了
黄竜何歳見晴空。 (上海の市街を一望して往時を思い感慨きわまりなく、英国の軍艦や
露国の兵が西より来たり、東より来たる。中国大陸の風雲は日々に急を告げようとし、楊....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
に咲きほこっている。夕暮れの公園の路を、人々が麦酒をかたむけつつ行くのである。)
露国郊行(
露国の郊野を行く) 麦田欧北野、木壁露人家、五月春猶浅、寒林未花。 (....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
近時支那の軍閥戦争等。 ※ 軍隊の運動力に比し戦場の広きこと。 ナポレオンの
露国役、日露戦争、支那事変等。 ※ 攻撃威力が当時の防禦線を突破し得ざること。 ....