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「青む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

青むの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
蟹工船」より 著者:小林多喜二
行った。 北海道では、字義通り、どの鉄道の枕木もそれはそのまま一本々々労働者の青むくれた「死骸」だった。築港の埋立には、脚気の土工が生きたまま「人柱ということ....
茨海小学校」より 著者:宮沢賢治
わ》や、いらない菜っ葉や何か、たくさんあるんだ。又|甘藍《キャベジ》や何かには、青むしもたかる。それをみんな鶏に食べさせる。鶏は大悦《おおよろこ》びでそれをたべ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
り》を知らぬ業だ、逆らって入るものは逆って出でる道理、大きく言えば、城春にして草青む、といったすさまじさが兵馬の胸を打つ。とにも、かくにも、行き尽すところまで侵....
ムツェンスク郡のマクベス夫人」より 著者:神西清
、刑吏はカテリーナ・リヴォーヴナのむき出しになった白い背中の上に、定めの数だけの青むらさきのミミズ腫れをしるしづけ、つづいてセルゲイの両肩にもきまった本数の鞭を....