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青壮年
「青壮年〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
青壮年の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
ズムの目覚ましい興隆と絶えざる変遷があったが、その波に漾いながら独身時代の庸三の
青壮年期も、別にぱっとしたこともなくて終りを告げ、二十五年の結婚生活にも大詰が来....
「三面一体の生活へ」より 著者:与謝野晶子
後の生活を、世界の大勢と呼応して改造しようとするなら、どの方面においても新らしい
青壮年の実力ある偉材を英断に抜擢して、第一に日本人の耳目を刺戟し、気分の刷新、心....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
いう文学なる範疇は、小説や詩や戯曲というような文学様式だけを文学と考えている文学
青壮年の所謂文学とは必ずしも一致しないが、そうした「文学」よりももっと広範な胎盤....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
れて、もうよかっぺと云って、仲なおりした逸話があります。その婿で今日では翼賛会の
青壮年団長、促進員、隣組長と云う、流行男ですが、相当なもので、炬燵にあたりながら....
「ステッキ」より 著者:寺田寅彦
る杖に比べると、いわゆるステッキほどわけのわからない品物はないと思われる。屈強の
青壮年が体重をささえるために支柱とするはずはないからである。もっとも銀座アルプス....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
る若い朝臣のあいだには、およそ現代の公卿気質ともいえるほどな、おなじ鋭気をもった
青壮年が多く見られた。――日野資朝、俊基の双輪は、いわばその代表的な者だったとい....