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「青少年〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

青少年の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小説家たらんとする青年に与う」より 著者:菊池寛
そんなものが、ハッキリと定まっていない、独特のものを持っていない、二十五歳未満の青少年が、小説を書いても、それは無意味だし、また、しようがないのである。 そう....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
。 ◇ 翁は初心者が復習する事を禁じた。新しい小謡を習った青少年達が帰りがけに翁の表門を出ると、直ぐに大きな声で嬉しそうに連吟して行くのを....
海底都市」より 著者:海野十三
いているうちに、僕は彼のいっていることが大体理解できるようになった。本体は、僕は青少年なんだ。こんな大人ではないんだ。だからこの恰好の僕が死んでも、それは幻が死....
楢重雑筆」より 著者:小出楢重
ものである。 夏の夜店や、電車の中や、人ごみの中、シネマの中で、不良と名のつく青少年男女はこの触覚を乱用する。しかしながら触覚というものは音のしないものだから....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
ちは千万言を費やすよりもありがとうの一語につきているのであった、かれはいま九百の青少年から人間としてもっとも美しい精霊を感受することができたのであった。 かれ....
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
た。私は短い、孝経の抜萃や明治天皇の御製ばかりをとなえていた。ある日、先生から、青少年にたまわりたる勅語や教育勅語もするように命ぜられた。私は口だけ動かし、皆の....
我が人生観」より 著者:坂口安吾
ず、その取締のオロソカなこと、まったくアベコベだ。 殺人映画や探偵小説の影響で青少年の犯罪がふえたといっても、その反面の教育が非力であり、日本全体の生活不安を....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
傑の蛮風から見れば文弱と称してよろしいほど、礼節正しく、常識そなわり、円満温厚な青少年のみ集めていた。したがって彼らの体格は一見弱々しい者が主であった。そして何....
『十八時の音楽浴』の作者の言葉」より 著者:海野十三
や迫撃砲や機関銃に対する悲憤、それからまた軍需品製造への緊張、科学戦時代を迎えて青少年といわず老幼男女を問わず国民全体を科学教育することへの逼迫などと、あらゆる....
次郎物語」より 著者:下村湖人
物などで、新しい作家のものはほとんど見当らなかった。なお、会員が持ちよったらしい青少年向のいろんな読物が、一番下の段に三十冊あまりならんでいたが、それらは、先生....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
五月卅一日)に書いた通りである。廃止の要望に国警公安委大会の決議で「治安を乱し、青少年が犯罪を犯す」点だけを取上げたのは公安委員と云う立場からは当然の事である。....
」より 著者:犬田卯
もその気がないことはなかったのだが、事情はそう単純には出来ていなかった。なるほど青少年義勇軍とかに入れば、別にこれという金は要らず、訓練から渡航、開拓……と順序....
本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
だんだん日本民族に同化しまして、日常の生活も、ほぼ普通の日本人同様になり、ことに青少年の如きは言語も全然立派な普通語になってしまって、奥羽の田舎の人々と話をする....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
らしの生活態度が横行しております。戦前にくらべて犯罪件数は十数倍にのぼり、とくに青少年問題は年ごろのこどもをもつ親のなやみのタネになっております。政府はこれにた....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
に及んでいる。今や社会は超スピードをもって全体主義へ目醒めつつある。青年学校特に青少年義勇軍の生活は軍隊生活に先行せんとしつつある。社会は軍隊と接近しつつある。....