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「青屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

青屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
忠直卿行状記」より 著者:菊池寛
籠めた煙の中を潜って、十六段の軍勢林の動くがごとく、一同茶臼山に打ってかかった。青屋口から茶臼山にかけての軍勢は、真田|左衛門尉幸村《さえもんのじょうゆきむら》....
サンカ者名義考」より 著者:喜田貞吉
エタが皮作りの職人のみでなく、かつては浄人(塵袋)をも、河原者(※嚢抄)をも、青屋(三好記雍州府志)をも、エタの名を以て呼んでいた事は、「エタと皮多」(三巻六....
エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
する待遇が、そう特別に彼らに対してこれを賤しんだという様な事は想像されぬ。別項「青屋考」中に述べた如く、細川・三好時代の阿波に於いては、一方に僧侶の或る者からは....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
なったのは、皮を扱っていた為と存じます。その代りに一方には、京都に於ける藍染屋・青屋の如き、仏法で嫌う職業であったので、遂に徳川時代のやや下った頃までも、明らか....
特殊部落と寺院」より 著者:喜田貞吉
と述べている。「三好記」によると、細川氏が勝瑞で阿波を領していた頃、篤志の寺院が青屋を檀家に持ったのに対して、仲間の寺院からボイコットを行った事実が見えている。....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
かった。なお皮細工人の事は、委細別項「細工人考」について見てもらいたい。 古え青屋もしくは藍染屋・紺屋などと呼ばれた染物業者は、エタの仲間と認められておった。....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
、室町時代の末から戦国時代にかけて、三好氏が勢力を有していたが、当時エタの事を「青屋」と云って、真言寺の方では甚だしくこれを排斥したものであった。青屋はすなわち....