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「青州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

青州の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
めからそんな家のあったことさえも知らないというのでした。 鬼国 梁の時、青州の商人が海上で暴風に出逢って、どことも知れない国へ漂着しました。遠方からみる....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
がこの一家をあざむいて、自分の供養を求めたのであったらしい。(同上) 義犬青州に朱老人というのがあって、薬を売るのを家業とし、常に妻と妾と犬とを連れて、南....
十二支考」より 著者:南方熊楠
だので、詔して敝蓋《へいがい》を以てその陵側に葬ったとあり。また、孫中舎という者青州城に囲まれ内外隔絶、挙族愁歎した時、その犬の背に布嚢と書簡を付け水門を潜らせ....
『尚書』の高等批評」より 著者:白鳥庫吉
知るべき也。 又禹貢の九州を見るに之にも一の系統の截然として存するを見る。東を青州といへるは五行によれるものにて、東方は木徳、色は青なるによれるなるべく、西を....
三国志」より 著者:吉川英治
の末期だった。 燎原の火とばかり、魔の手をひろげて行った黄巾賊の勢力は、今では青州、幽州、徐州、冀州、荊州、揚州、※州、予州等の諸地方に及んでいた。 州の諸....
三国志」より 著者:吉川英治
とみえる」 などと大国だけに、都の乱もひと事のように語っていた。 そのうちに青州地方(済南の東)にまた黄巾賊が蜂起しだした。中央が乱れると、響きに答えるよう....
三国志」より 著者:吉川英治
散した諸将や残兵も集まって来た。 折も折、そこへまた、 「于禁が謀叛を起して、青州の軍馬を殺した」といって、青州の兵らが訴えてきた。 青州は味方の股肱、夏侯....
三国志」より 著者:吉川英治
もちろん後には、臧覇、李典、于禁などの諸大将もあらかた留め、曹仁を総大将として、青州徐州の境から官渡の難所にいたるまでの尨大な陣地戦は、そのまま一兵の手もゆるめ....
三国志」より 著者:吉川英治
軍の焦躁や思うべしであった。 「まず、曹操を打倒せよ」 令に依って。 冀州、青州、并州、幽州、など河北の大軍五十万は官渡(河南省・開封附近)の戦場へ殺到した....
三国志」より 著者:吉川英治
粲や傅巽を関内侯に封じた。 それから、ようやく、劉※にむかって、 「あなたは、青州へ行くがよい。青州の刺史にしてあげる」と至極、簡単に命じた。 劉※は、眉を....