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青森
「青森〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
青森の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
ないがね。あれは柿江と共通にはいていたんだが、柿江の奴今ごろは困っているだろう。
青森では夜学校の生徒の奴らが餞別《せんべつ》にくれた新しい下駄をおろして、久しぶ....
「第五氷河期」より 著者:海野十三
同時に十数カ所にのぼるものと思われます。北の方から申し上げますと、まず帯広付近、
青森県においては……」 というわけで、地震は、まことにめずらしい話だが、全国的....
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
旅行の準備にかかった。その日から一週間とたたない十一月の五日には、もう上野駅から
青森への直行列車に乗っている私自身を見いだした。 札幌での用事を済まして農場に....
「親子」より 著者:有島武郎
た東京新聞の地方版をいじくりまわしていた。北海道の記事を除いたすべては一つ残らず
青森までの汽車の中で読み飽いたものばかりだった。 「お前は今日の早田の説明で農場....
「耽溺」より 著者:岩野泡鳴
」 「意気地なしのお前が子までおッつけられたんだろう?」 「そうじゃアない、わ。
青森の人で、手が切れてからも、一年に一度ぐらいは出て来て、子供の食い扶持ぐらいは....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
行聯隊は、午後十時、北海道、根室湾を、占領した。聯隊は、更に、津軽海峡を征服し、
青森県|大湊要港を占拠せんものと、機会を窺っている模様である」 (ああ、内地まで....
「柿色の紙風船」より 著者:海野十三
ゃいよ」 「そうね。ああ、大変!」 林檎のように顔色の良かった看護婦も、俄かに
青森産のそれのように蒼味を加えて、アタフタと室外へ出ていった。 だが彼女は、出....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
行の準備をしています” “取調べたるところ、袋探偵の買った切符は午後十時上野発の
青森行急行であります” “只今午後九時十七分です。袋猫々は玄関前に現われ、旅行鞄....
「七宝の柱」より 著者:泉鏡花
車夫の言葉に、私は一度|俥を下りた。 帰途は――今度は高館を左に仰いで、津軽
青森まで、遠く続くという、まばらに寂しい松並木の、旧街道を通ったのである。 松....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
ら、困るでしょう」 「しかし今日のところは、それだけ。この上お金が出来てくれば、
青森の附近にも、北海道にも、樺太にも、或いは千島にも、航空隊を作りたいのだが……....
「開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
出した。しょぼしょぼの若旦那。 さて、お妻が、流れも流れ、お落ちも落ちた、奥州
青森の裏借屋に、五もくの師匠をしていて、二十も年下の、炭屋だか、炭焼だかの息子と....
「露肆」より 著者:泉鏡花
待てしばしもなく、※と燃え移るから起るのであります。御覧なさいまし、大阪の大火、
青森の大火、御承知でありましょう、失火の原因は、皆この洋燈の墜落から転動(と妙な....
「一利己主義者と友人との対話」より 著者:石川啄木
A 許してくれ。おれは何よりもその特待生が嫌いなんだ。何日だっけ北海道へ行く時
青森から船に乗ったら、船の事務長が知ってる奴だったものだから、三等の切符を持って....
「科学が臍を曲げた話」より 著者:海野十三
したような恰好に空に向けて前進し、電気天井にあたってまた下へ下りて来ます。例えば
青森で出すと上へ上って門司の上空で電気天井にぶっつかり今度は反射して台北へ下りて....
「父の出郷」より 著者:葛西善蔵
ね、夜汽車は都合がわるいと止められたんで、一昨日の晩は嫂さんところへ泊って、昨日
青森まで嫂さんに送られて一時の急行で発ってきたんだそうですがね、私の方の電報はチ....