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青森市
「青森市〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
青森市の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「おさん」より 著者:太宰治
その半壊の家に住みつづける事が出来なくなりましたので、私と二人の子供は、私の里の
青森市へ疎開《そかい》する事になり、夫はひとり半壊の家の六畳間に寝起きして、相変....
「親という二字」より 著者:太宰治
に四拾円也としたため、それから通帳の番号、住所、氏名を書き記す。通帳には旧住所の
青森市何町何番地というのに棒が引かれて、新住所の北津軽郡金木町何某方というのがそ....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
走ひとつに思いきめて、ひろ子は青森が空襲をうける度に、あら、またよ、と歎息した。
青森市は焼かれ、連絡船の大半が駄目になったのであった。 切符が手に入れば、明日....
「たずねびと」より 著者:太宰治
は既に大半焼かれ、また私たちが上野駅のコンクリートの上にごろ寝をしていた夜には、
青森市に対して焼夷弾攻撃が行われたようで、汽車が北方に進行するにつれて、そこもや....
「トカトントン」より 著者:太宰治
拝啓。 一つだけ教えて下さい。困っているのです。 私はことし二十六歳です。生れたところは、
青森市の寺町です。たぶんご存じないでしょうが、寺町の清華寺の隣りに、トモヤという....
「春遠し」より 著者:宮本百合子
。市川房枝さんの心持はどんなであったろう。そういう人が、何万人とあるわけである。
青森市では、記載もれの市民大会が開かれ、市長以下責任者が退陣しなければならなくな....
「札幌まで」より 著者:寺田寅彦
屋根の様式は日本海海岸式で、コケラ葺の上に石塊を並べてあるのが多い。汽車から見た
青森市の家はほとんど皆トタン葺またはコケラ葺の板壁である。いかにも軽そうで強風に....
「飢餓地帯を歩く」より 著者:下村千秋
るのであった。私はその実例を、蟹田村の近くのある部落で見たのである。 そこは、
青森市から、乗合自動車で三時間ほど、陸奥湾を右に見ながら、泥と雪の道を走らねばな....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
す。 文字がよく示しますように、日本の一番奥のはては陸奥の国であります。県庁は
青森市に在りますが、津軽氏の居城は弘前でありました。今もその城址には立派な城門や....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
のことだと、考えなくなってからの空想が元らしく、その終りの囃しのダサバダセヨは、
青森市中で流行っている「エッペ出せ出せ」のおかしな言葉と共に、これだけは近頃の改....