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青漆
「青漆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
青漆の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
はいずれも七子です。 塗り色にも種々ある。第一が黒の蝋色である。それから、朱、
青漆、朱うるみ、金|白檀塗り、梨子地塗りなど。梨子地には、焼金、小判、銀、錫、鉛....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
に見えた荷物のかぶせになっている蓆を五、六枚めくり取ると、その下から金紋のついた
青漆つづらが三つ見えた。 金紋に怖れをなして、うどん屋は抱えただけをソッと持っ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
して、玄関、女中部屋、仏間だな。話はその仏間から起こってくる。そこの古いお厨子は
青漆塗りで玉虫貝の研ぎ出しであったかと思う、その厨子の前へ、朝に夕に眉目のいやし....
「八寒道中」より 著者:吉川英治
た。 ただすこし気に染まないのは、竹管に傷つけてある笛の銘だった。――沈め刀に
青漆をさして、小さく、 「八寒嘯」 と、彫りつけてある。 どうもそれが彼には....