青茶[語句情報] »
青茶
「青茶〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
青茶の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蘭学事始」より 著者:菊池寛
死体は、案のごとく、首だけは梟木の上にかけられている老婆のそれであった。老婆は
青茶婆《あおちゃばば》といって、幾人となく貰い子を殺した大罪の女であった。若い時....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
のみが高やかに、男女の区別さえ出来なくなっている。
最終の第六図になると、唯、
青茶色の骨格に、黒い肉が海藻のように固まり附いた、難破船みたようなガランドウにな....
「新しきシベリアを横切る」より 著者:宮本百合子
のひらへあけて前歯の間でかんだ。 ――これはありがたい! いい茶ですね、本物の
青茶だ。 十一月四日。 ウラジヴォストクへいよいよ明日着きはつくが、何時だか....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
々と優しいニュアンスを帯びて来ます。眠たさで、重く柔かになっている体や、いやいや
青茶をのんでいらっしゃる手つきや。
達ちゃんからお母さんと私とへ手紙が来ました....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
? 櫛を出してあげるでしょう? 横にならしてあげると思います。そして、おきらいな
青茶ではない番茶をあげるでしょうし。それから、それから。ひと言もいらないわ。
....