青葉山[語句情報] »
青葉山
「青葉山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
青葉山の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
のようだった。そうかと思うと左岸の崕《がけ》の上から広瀬川《ひろせがわ》を越えて
青葉山《あおばやま》をいちめんに見渡した仙台の景色がするすると開け渡った。夏の日....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
新緑五月のころになると、いつも私どもの頭に浮かんでくるのは、あの有名な、 眼には
青葉山ほととぎす初鰹 という句です。説明なしでも、もはや、日本人ならば何人にも....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ります――全く立派な貫禄で、どこへ出してもヒケは取らねえ、奥州の青葉城、うしろに
青葉山を控えて、前は広瀬川がこの通り天然の塹壕《ざんごう》をなしている。城下町と....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
るい狸オヤジのことだから、たぶん第一候補地を否決するだろうと思い、第二候補の仙台
青葉山を第一候補にあげて築城を願いでたら、意外にもアッサリと第一候補を許可された....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
の後《のち》は花もちらほら 城門緑樹 ※《しゃちほこ》の魚《うお》木にのぼる
青葉山わたりやぐらの牛込《うしごめ》の門《もん》 渓辺流蛍 何がしの大あたま....
「いなせな縞の初鰹」より 著者:北大路魯山人
鎌倉を生きて出でけん初鰹 芭蕉 目には
青葉山ほととぎすはつ鰹 素堂 初がつおが出だしたと聞いては、江戸っ子など、もう....