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青黴
「青黴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
青黴の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
舞った。こゝろに白けた以上に白け切って眼の裏のまぼろしに、不思議と魚の浮嚢、餅の
青黴、葉裏に一ぱい生みつけた小虫の卵、というようなものが代る/\ちらちら見え出し....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
気儘な研究が目的だ。モルモットを飼って、動物実験もしてみたい。ペニシリンだって、
青黴の一種から発見されたのだ。どんな草根木から、結核菌に対する的確な薬剤が発見さ....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
酪のように暗い場所に貯蔵しておくのだ。するとしまいに彼は十分にテルソン風の風味と
青黴★とを帯びて来るのである。そうなってようやく、彼は、人目に立つように大きな帳....