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「静む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

静むの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田舎教師」より 著者:田山花袋
ど、また静かにわが身の運命を思へば……、ああしばしはかくてありなん。 乱るる心を静むるのは幼き者と絵と詩と音楽と。 近き数日、黙々として多く語らず、一人思ひ思ふ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
歳で数年前死んだ。この者いかに狂う馬の前でも何の恐るるところなく進み出て、これを静むる事百に一を失わなんだが、死する前に一回遣り損ない指を噛まれた。この痴人年老....
風流仏」より 著者:幸田露伴
、明日は馬籠峠越えて中津川迄行かんとするに、能く休までは叶わじと行燈吹き消し意を静むるに、又しても其美形、エヽ馬鹿なと活と見ひらき天井を睨む眼に、此度は花漬なけ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
巻を穴ぐり調べたが一向載っていない。とにかく根津社はもと大黒天に関係なく、鼠害を静むるため鼠を祝い込めた社で、子の聖権現は馬鹿に鼠を嫌う神と見える。 多い神仏....