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静岡
「静岡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
静岡の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「樗牛の事」より 著者:芥川竜之介
め》、竜華寺へ行ったのは中学の四年生の時だった。春の休暇のある日、確《たしか》、
静岡《しずおか》から久能山《くのうざん》へ行って、それからあすこへまわったかと思....
「雛がたり」より 著者:泉鏡花
こういう事があった。 なおそれから十二、三年を過ぎてである。 逗子にいた時、
静岡の町の光景が見たくって、三月の中ばと思う。一度|彼処へ旅をした。浅間の社で、....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
へい、あすこにゃ隠居ばかりだと思ったら……」 「いいえね、つい一昨日あたり故郷の
静岡からおいでなすったんですとさ。私がお取次に出たら河野の母でございます、とおっ....
「耽溺」より 著者:岩野泡鳴
に思ったが)はちょくちょく遊びに来るとか、商売がらでもあるが国府津を初め、日光、
静岡、前橋などへも旅行したことがあるとかしゃべった。そのうち解けたような、また一....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
亀さんは、はァはァ忙しない呼吸をつきながら云った。 「いよいよアメリカの飛行機は
静岡辺まで、やって来たらしいんだ。浜松の飛行隊で、追駈け廻しているけれど、敵の奴....
「赤外線男」より 著者:海野十三
豆半島が見える位が関の山だが、赤外線写真で撮すと、雲のあなたに隠れて見えなかった
静岡湾を始め伊勢湾あたりまでが手にとるように明瞭に出る。 この紫外線も赤外線も....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
といったところで、この理屈が相手にわかる筈はなし。 ◯きょうの空襲は、先頭編隊が
静岡県に入り、それから西進し、名古屋方面を襲うかのごとく見せておいて、急に反転し....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
、どこの線まで伸びているのですか」 「監視哨は、関東地方全部の外に、山梨県と東部
静岡県とを包囲し、海上にも五十キロ乃至七十キロも伸びているのだ。もっと明白にいう....
「湯島の境内」より 著者:泉鏡花
あいずりだと、新聞で囃されて、そこらに、のめのめ居られるものか。長屋は藻ぬけて、
静岡へ駈落だ。少し考えた事もあるし、当分|引込んでいようと思う。 お蔦 遠いわね....
「キド効果」より 著者:海野十三
FKの放送が出る。もっと廻すと札幌のIK、名古屋のCK、新潟のQK、熊本のGK、
静岡のPK、仙台のHKなどという具合に、二十七ヶ所の違った放送が目盛盤のひねり様....
「一寸怪」より 著者:泉鏡花
い近所の婦人から聞いた談、その婦人がまだ娘の時分に、自分の家にあったと云うのだ。
静岡の何でも町端れが、その人の父が其処の屋敷に住んだところ、半年ばかりというもの....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
実を本誌に記載すべし。 左の一事実は、明治十九年、余が手に入りたるものにして、
静岡県遠州某氏の報知なり(本誌掲載のことは本人に照会せざりしをもって、その姓名を....
「迷信解」より 著者:井上円了
。また白狐という所もある。この狐は群馬県、埼玉県、栃木県地方に最も多く、長野県、
静岡県等にも一般に信ぜられておる。これに類したるものは、出雲地方の人狐、四国地方....
「わが母を語る」より 著者:上村松園
うても母は「まあ、飲んでみよう」と言って飲んでみる。よく味わって「いや、これには
静岡ものが混ぜてある」と見やぶってしまいます。それで始めは「若後家だ、だましてや....
「松の操美人の生埋」より 著者:宇田川文海
該劇は近日炎帝特に威を恣にするを以て、昨日俄に場を閉じ、圓朝は避暑をかねて、目今
静岡地方に遊べりと。居士之を聞て憮然たるもの暫久しゅうす。此行都下に滞留すること....