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「静心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

静心の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
野分」より 著者:夏目漱石
はんもん》に対する諸家の解決とある。高柳君は急に読んで見る気になった。――第一は静心《せいしん》の工夫《くふう》を積めと云う注意だ。積めとはどう積むのかちっとも....
樋口一葉」より 著者:長谷川時雨
という十畳ばかりの室《へや》には、織物が敷詰められてあり、額は二ツ、その一つには静心館と書してあり、書棚、黒棚、ちがい棚などが目苦《めまぐるし》いまでに並べたて....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
来る位なんだから、こちらでこせこせ気をもむがものはないと思って。そこで、こうして静心《しづこころ》でいる次第です。わたしもいくらか修業出来たというものでしょうか....
法然行伝」より 著者:中里介山
院の寵臣であったが、つとに法然に帰依し、承元元年三月十五日五十四の時出家を遂げて静心《じょうしん》と号した。病気危急の時に後鳥羽院が忍んで御幸があったそうである....