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静態
「静態〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
静態の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「女らしさ」とは何か」より 著者:与謝野晶子
入的に持っていると共に、人生を一つの法則、一つの様式の中に固定すべきものと考える
静態的な因習思想を維持するために、わざわざ、人の厭がる言葉を掲げて、一方には女子....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
オロギー性が稀薄であらざるを得ない。ブルジョア経済学(例えば今日存在する諸々の「
静態経済学」)の本質的なものの殆んど大部分は、社会主義組織の下では殆んど何等の意....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
――の元来の面目ではなかったか。方法の概念は科学的概念構成の基本構造という云わば
静態を通って、科学の歴史的進歩の動力として働くという規定にまで拡大されるのでなけ....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
いずれも文学的特色を持つというのである。文学とは蓋し、一般的な人間のアンジッヒな
静態を云い表わす言葉なのだ。――以上が広範な意味に於ける文学というものの一般的な....
「激動の中を行く」より 著者:与謝野晶子
人生は
静態のものでなくて動態のものであり、それの固定を病的状態とし、それの流動を正統状....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
と仮定すると、問題の中に時間が明示的に現われてこなければならぬ。この場合には経済
静態を離れて、動態(dynamique)に入ることになる。 ところでこれら順次....