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静聴
「静聴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
静聴の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
一句にもゆっくりと心をこめて、杜詩の一つを静かに声を出して読んだ。 ※身 丈人試
静聴、賤子請具陳 甫昔少年日、早充 読神 賦料 李※隣 自謂頗挺出、立登 致 此....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
ーヤルの第三|読本を取りて、片唾をのみつつ、薩音まじりの怪しき英語を読み始めぬ。
静聴する婦人――夫人はしきりに発音の誤りを正しおる。 こは中将の日課なり。維新....
「夢の殺人」より 著者:浜尾四郎
て、いや之は失敬、諸君の中には無論いない、いなければこそこうやって僕の云うことを
静聴していらるるわけだが、だが、諸君、世に馬鹿と気狂い位恐ろしいものはない、今こ....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
らしい。 それから二代表は毎日毎日演説会場に出席して黙々として板垣一派の演説を
静聴した。そうして何日目であったかの夕方になって二人が宿屋の便所か何かで出会うと....
「太陽系統の滅亡」より 著者:木村小舟
狂気の沙汰である。されどこれを物ともせず、大勇猛心を起して彼はいった。 「叱々!
静聴し給え諸君、万一僕の企てが成功したらどうせられる、僕は今やここに救世主の資格....
「三国志」より 著者:吉川英治
の流麗なるを愛して、いつとなく暗誦じていますが」 「ねがわくはそれを一吟し給え。
静聴しよう」 「ちょうど微酔の気はあり、夜は更けて静か。そぞろ私も何か低吟をそそ....