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非常警報
「非常警報〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
非常警報の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
る自分自身に気がついた。 それから三十分ほどたった後のことであった。突如として
非常警報がミルキ国の全土を震駭《しんがい》させた。すわ、何事であろう。 或いは....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
。冷静を失うと結局いいことはないから、どうかそのつもりでいて貰いたい」 博士の
非常警報が出たときに限り、全員は応急浮揚器の紐を引いて、海底に浮かびあがる手筈に....
「戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
げんそく》を海水が滝のように滑り落ちた。暗い水面を刷《は》いて、コロナ号の船内に
非常警報が鳴り響いている。その悲鳴を消して、つづけさまに砲声が轟《とどろ》いた。....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
行。あまりに咄嗟《とっさ》な出会いなので、はっとする間に、強敵の姿を見失ったが、
非常警報は、八方に伝えられ、ここまで遁げ延びて、大仕事に司直の鼻をあかそうとした....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
りだされて、あれあれ、あのとおり宙に浮いて流れています」 「おお、かわいそうに。
非常警報をだして僚艇から救助ボートをだしてやれ」 テッド隊長はむずかしいとは思....
「超人間X号」より 著者:海野十三
まもなく、研究所の内部には、けたたましいサイレンの音が鳴りひびいた。 ――
非常警報《ひじょうけいほう》発令、
非常警報発令―― 研究所にやって来た五人の少....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
作り首に向って、会議を宣言したのだ。 「……只今、イネ州駐在のゴールド大使より、
非常警報が届いた。アカグマ国の軍隊は、続々集結している。また予備兵たちへは、動員....
「怪塔王」より 著者:海野十三
のあいだの申し合わせじゃが、怪塔王が日本の軍艦をめりめりこわすと言うのなら、この
非常警報をつかってもかまわんじゃろ」 そう言うと、お爺さんは腰にさげていた鎌を....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
無気味な瞬間だった。 ぶぶう――、ぶぶう―― 突然、耳をつんざくけたたましい
非常警報のサイレンが鳴り出したのである。 「あ」 扉のそばに立っていたリーロフ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
りそうじゃな」 その通りであった。いま試運転が終ろうというのに、ただの一回も、
非常警報の警笛をきかない。彼の重任は、紙を一枚一枚めくりとるように、軽くなってく....
「流線間諜」より 著者:海野十三
、何物とも知れない。 「よく来てくれたねえ」 といったのは首領だった。 「君の
非常警報を受信したので、すぐに軽飛行機で高度三千メートルをとって駈けつけてきた。....
「私の覚え書」より 著者:宮本百合子
すれば、此処にいる数十人が、命の瀬戸際にあると云うことになる。不安が募るにつれ、
非常警報器を引けと云う者まで出た。駅の構内に入る為めに、列車が暫く野っぱの真中で....
「魔都」より 著者:久生十蘭
に入ったからである。
真名古の報告書が到着すると同時に、捜査本部は即刻各支部に
非常警報を発し、銀座四丁目を起点にする円周内のあらゆる交通を遮断してしまった。銀....