非役[語句情報] » 非役

「非役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

非役の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幻談」より 著者:幸田露伴
》が打たれて済んで御《お》小普請、などと申しまして、小普請入りというのは、つまり非役《ひやく》になったというほどの意味になります。この人も良い人であったけれども....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
、知らるるとおりこの生首事件はかれの手に委嘱されたものではなかったのでしたから、非役のてまえとして、出仕するの必要がありました。けれども、たとい非役であったにし....
旧藩情」より 著者:福沢諭吉
約の永久したることなし。 また今を去ること三十余年、固《かた》め番《ばん》とて非役《ひやく》の徒士《かち》に城門の番を命じたることあり。この門番は旧来|足軽《....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
がかりなきを憂い、町人は商売の繁盛せざるを憂い、廃藩の士族は活計の路なきを憂い、非役《ひやく》の華族は己れを敬する者なきを憂い、朝々暮々憂いありて楽あることなし....