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非法
「非法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
非法の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ければ、泰然として待っているうちに、天は必ず己れを助くるものだと信じていました。
非法に囚われたけれど、自分は法を犯してそれを逃れようとはしませんでした。しかし今....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
陀郡真里公村なる天寧山真如寺の門前の禁※《きんぼう》の文にも、 門前百姓、於二
非法有一レ之者、可レ為二一銭切一事。 と記してあったということである。 この....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
|由旬《ゆじゅん》、竜王中に満つ、二種の竜王あり、一は法行といい世界を護る、二は
非法行で世間を壊《やぶ》る、その城中なる法行王の住所は熱砂|雨《ふ》らず、
非法行....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
て成長した。 謝端はやがて十七、八歳になったが、努めて恭謹の徳を守って、決して
非法の事をしなかった。初めて家を持った時には、いまだ定まる妻がないので、となりの....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
と脱却とを求める。自分のなすすべての事に注意し、善と悪、正と邪、合法《ファス》と
非法《ネファス》とに頭を痛めざるべからずと言う。しかし何のためにであろう。私はや....
「俊寛」より 著者:倉田百三
は理由がなければならない。その理由を示さずに、ただわしだけに重い刑罰を課するのは
非法ではないか。 基康 あなたの申し立ては道理でもあろう。しかしわしはそれを裁く....