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靡ける
「靡ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青年」より 著者:森鴎外
うになると、本を閉じて外を見る。汽車の進行する向きが少し変って、風が烟を横に吹き
靡けるものと見えて、窓の外の闇を、火の子が彗星の尾のように背後へ飛んでいる。目が....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
を隠して、
火も下火になって来た。
風がそよそよと吹いて来て、
烟を己の方へ吹き
靡ける。
早まって言い附けた事を、早まってした。
や。なんだ。影のような物が来る....