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面を冒
「面を冒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
面を冒の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
になって、廟堂にずらり頭を駢べている連中には唯一人の帝王の師たる者もなく、誰一人
面を冒して進言する忠臣もなく、あたら君徳を輔佐して陛下を堯舜に致すべき千載一遇の....
「いのちの初夜」より 著者:北条民雄
っていた。看護手のように白い上衣をつけていたが、一目で患者だと解るほど、病気は顔
面を冒していて、眼も片方は濁っており、そのためか美しい方の眼がひどく不調和な感じ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
は今の人に受け取れぬが、『義残後覚《ぎざんこうかく》』七、太郎次てふ大力の男が鬼
面を冒《かぶ》り、鳥羽の作り道で行客を脅かし追剥《おいはぎ》するを、松重岩之丞が....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
の不評を、世間で耳にしないか。――いやもう、いうのはよそう。さんざん越前守様へ、
面を冒していったことだ。善言耳に痛しの喩えで、容れられなければ、身を退くのが、古....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
し、事にあたってうろたえなきよう、日ごろにおいて、主君に忠言を呈し、誤りあれば、
面を冒しても諫言をすすめ参らすは、臣の勤めであり、わけて家老の職分と存ずる。何ら....
「三国志」より 著者:吉川英治
見かねて、二人を押しへだて、 「まあ、ご堪忍ください。陳宮も決して自分のために、
面を冒していっているわけではなし、みな忠義のほとばしりです。元来、忠諫の士です。....
「三国志」より 著者:吉川英治
罪があります。丞相のご寛大は、却って味方の諸将に不平をいだかせましょう」 と、
面を冒して云った。 「程※。なぜ、関羽の罪とは何をさすか」 「一、忘恩の罪。二、....
「三国志」より 著者:吉川英治
えて、諸大将からもそれぞれ意見が出たが、その中で、例の蒋幹がすすんで云った。 「
面を冒して、もう一度おねがい申します。不肖、さきに御命をうけて、呉へ使いし、周瑜....
「三国志」より 著者:吉川英治
めて、 「なぜ、そんなことを云う。たしなめ」 と、一喝した。 黄権は屈せず、
面を冒してなお云った。 「君、知り給わずや。当時玄徳といえば、曹操だも恐るる人物....
「三国志」より 著者:吉川英治
「あの小男めに一杯くわされたかたちだ」 となす者が多かった。 劉曄の如きは、
面を冒して、皇帝に諫奏し、 「いま呉と蜀とが相戦うのは、実に天が彼らを滅ぼすよう....
「三国志」より 著者:吉川英治
しかし、帝の寵威を誇る黄皓にたいして、歯の立つ者はいなかった。 ひとり姜維は、
面を冒して、諫奏幾度か、 「佞臣を排されたい」 と、劉禅の賢慮を仰いだ。 饐....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
て立つということを、きのう九度山で聞いた。 (かくては何日か) と、意を決し、
面を冒して会うつもりで、早々、道を急いで来たのだったが、船の時刻が確としないため....