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面を曝す
「面を曝す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
面を曝すの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「御萩と七種粥」より 著者:河上肇
い出を書かしめて居るのである。 感謝する姿はしおらしくて上品だが、不平がましい
面を曝すのは醜くて卑しい。しかし此の思い出も亦自画像のためのスケッチの一つだと考....
「細木香以」より 著者:森鴎外
め、香以を新橋の料理屋に招いた。香以は「倒されたる大いなるもの」として、この席に
面を曝すことを喜ばなかったが、忍んで後藤等の請を容れた。 十二 ....
「博物誌」より 著者:岸田国士
に血を注いで戦いを挑み、空の雄鶏は残らず来いと身構える――しかし、相手は、暴風に
面を曝すことさえ恐れないのに、今はただ、微風に戯れながらくるりと向うをむいてしま....