»
面を膨ら
「面を膨ら〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
面を膨らの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三枚続」より 著者:泉鏡花
せん、)と丁寧に小腰を屈めて挨拶をしたが、うっかり禁句とは心着かなかった。飯炊は
面を膨らして、 (へん、ちゃぶ屋の姉さんじゃあるまいし、夜更にお客は取りませんか....
「黒白ストーリー」より 著者:杉山萠円
身ぶりで礼を返した。 親方と警官は腮を撫でた。 手錠をかけられた男は恐ろしく
面を膨らした。 眼科の開業医丸山養策は数年前妻を喪ってから独身で暮して、一人娘....
「魔都」より 著者:久生十蘭
けるのか」
「それを聞いて何になさるんです」
「訊いた事に返事をしろ」
お馬は
面を膨らして、
「御銘々が合鍵で開ける事になっています」
「閉める時は」
「押す....
「芝居狂冒険」より 著者:夢野久作
笑い合った。 「アハハハハハ」 「ワハハハハハ」 手錠をかけられた男が恐ろしく
面を膨らました。....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
いる。そいつを捕まえてこの事を相談すると、喜ぶかと思いのほか、案外極まる不機嫌な
面を膨らましたもんだ。 「それはドウモ困ります。私は日蔭者で沢山なので、先生のた....
「名君忠之」より 著者:夢野久作
ゲと見た。与一も忠之の顔をマジマジと見上げた。 「フフム。まだ足らぬげじゃのう。
面を膨らしおるわい。知行なぞ好もしゅうないかの。子供じゃけにのう。ハッハッ……コ....
「濞かみ浪人」より 著者:吉川英治
『ようした』 と、内匠頭は呼びよせて、杯を与えようとしたが、数右衛門はすっかり
面を膨らせて、何か、不平そうに固くなった儘、手を出さないのである。 『何とした?....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
れぬか。後生だによって、少し負うてくれい」
といった。
又八は、顔を顰めた。
面を膨らませたまま、返辞もせずに待っていたのである。すると、お杉婆も彼もぎょっと....