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面容
「面容〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
面容の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「駈込み訴え」より 著者:太宰治
れども、そんなにいつも不機嫌な顔をしていては、いけない。寂しいときに、寂しそうな
面容《おももち》をするのは、それは偽善者のすることなのだ。寂しさを人にわかって貰....
「虚構の春」より 著者:太宰治
けれ。(一行あき。)なんじら断食《だんじき》するとき、かの偽善者のごとく、悲しき
面容《おももち》をすな。(マタイ六章十六。)キリストだけは、知っていた。けれども....
「狂言の神」より 著者:太宰治
なんじら断食するとき、かの偽善者のごとく悲しき
面容《おももち》をすな。 (マタイ六章十六。) 今は亡《な》き、畏友《いゆう....
「正義と微笑」より 著者:太宰治
をここに大きく書き写して置こう。 「なんじら断食するとき、偽善者のごとく、悲しき
面容をすな。彼らは断食することを人に顕さんとて、その顔色を害うなり。誠に汝らに告....
「創生記」より 著者:太宰治
タ親モアル。」トカ。 知ルヤ、君、断食ノ苦シキトキニハ、カノ偽善者ノ如ク悲シキ
面容ヲスナ。コレ、神ノ子ノ言。超人説ケル小心、恐々ノ人ノ子、笑イナガラ厳粛ノコト....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ひそかに 将軍(尊氏)を討たむもの とちかひ居しが そのをり将軍の形質を看たるに
面容優長にして げに大人の風貌|備はる 天下の器として この人、何の不足かあらむ....