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面工
「面工〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
面工の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
地ではあるが、甲斐を顕揚するものは、甲斐の自然その物であらねばならぬ。瑞西が、一
面工業国でありながら、山水美をもって、世界の旅客を引きつける魅力は、甲斐の自然が....
「文学と生活」より 著者:宮本百合子
その職場を追われると、彼はもうどこでも働きようがない。彼は自動車製造という長い全
面工程のたった一つの小部分にだけ精通し、労働の全能力がそこに規画されていわば精巧....
「犯人」より 著者:宮本百合子
るような感じを与える。 吉田内閣のやりかたは下山事件、三鷹事件、どれをみても裏
面工作、小細工陰険で、新聞デマは極度に使用されている。手口がそろそろ見えてきた。....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
原因だと諸般の事情から推察される。そしてあの場合には、戦争のこと国際政治のこと裏
面工作のことなど、種々の複雑な非常事態が交錯していたとはいえ、かりにそれらをすべ....
「明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
ス系オリエンタル・バンクから新政権に融通したのがはじまりである。――それまでの裏
面工作のことはさておくとして。 二度めは明治二年十一月十二日付で「英国最高バス....
「三国志」より 著者:吉川英治
業に着いて、いまや呉の向背こそ、天下の将来を左右するものと、あらゆる外交手段や裏
面工作に訴えて、その吉左右を待っていた。 建業城中の評議はなかなか一決しない。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
下拵えをしてきたのは、みなこの吉致の暗躍にあったのだ。 そうした、むずかしい裏
面工作にくらべれば、こんどのただ時速だけを尊ぶ“越後触れ”の一ト役などは、さして....