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面目躍如
「面目躍如〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
面目躍如の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
屋のうちにでも匿うのかと思うと、そうではないので、ここら辺が江戸名物旗本退屈男の
面目躍如たるところですが、安心いたせと言ったにも拘らず、風体怪しきそれなる血まみ....
「応仁の乱」より 著者:菊池寛
政自ら発句を作って、 「咲き満ちて、花より外に色もなし」と詠じた。一代の享楽児の
面目躍如たるものがある。併し義政は単に一介の風流人ではなく、相当頭のよい男であっ....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
ったらどうじゃな」 「いえ、折角ながら――」 言下に斥けると、まことに退屈男の
面目躍如たるものがありました。 「折角ながら、道中の邪魔になるばかりでござります....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
され息子たちに会ったような心持がして」と云っておよこしになりました。てっちゃんの
面目躍如として居ります。お母さんのこのお手紙をよんで、私が去年十二月二十三日かに....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
考えるんだな? イワン、そこんとこをよく覚えて書き留めといてくれ、実にロシア人の
面目躍如たりだ!」
「ええ、お父さんのおっしゃるとおりです、これは宗教上の国民的....
「鳶と柿と鶏」より 著者:豊島与志雄
、柿を取りに来るようになった。懇意にもなったというのである。 「なるほど、李君の
面目躍如たりというところだね。」 吉村は愉快そうに云ったが、李は別に悄気るでも....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
このしゃっぽと言うあだ名ある(よくあだ名が出るが)情人が出きた時の話など、E師の
面目躍如たるものがある。おでこのしゃっぽとは、おでこがしゃっぽ(帽子)を冠って歩....