面黒い[語句情報] »
面黒い
「面黒い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
面黒いの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「号外」より 著者:国木田独歩
ら承知しましたよ。承知の助だ。加と公の半身像なんぞ、目をつぶってもできる。これは
面黒い。ぜひやってみましょう、だが。」先生、この時、チョイと目を転じて、メートル....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ると、間もなく若林が例の新式サイレンの自動車で馳け付けて来る様子だ。……こいつは
面黒い。君が夢中遊行の状態から醒めかけている事を、早くも誰かが発見して若林に報告....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
足も、所変われば品《しな》変わるで、西洋では至って不祥な悪魔の表識とされ居るので
面黒い。それは専ら中世盛んに信ぜられた妖鬼アスモデウスの話に基づき、その話はジス....
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
すぶりきって真黒くなって居る、あれは皆多年の薪生活の為であって、風流としては多少
面黒いところもあるかも知れないが一体に甚だ非文明的である。これを炭化にすればあれ....
「つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
」 「口が悪いな」 「ほほほ、けどお手の筋でしょ?」 「まあ、そこいらかな」 「
面黒いお爺さんだねえ。いっそ気に入ったわさ。惚《ほ》れさせてもらおうよ」 閑山....