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靭猿
「靭猿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
靭猿の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
雑のうちに番数もだんだん進んで、夕の七ツ時(午後四時)を少し過ぎた頃に常磐津の「
靭猿」の幕が明くことになった。踊り子はむろん猿曳と女大名と奴と猿との四人である。....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
干あり、祭日に百姓ども五、六里も歩んで詣《もう》ずる事少なからぬ。さるまさると『
靭猿《うつぼざる》』の狂言に言えるごとく、作物蕃殖を猴の名に寄せて祝い祈るという....