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「靴下留〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

靴下留の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
踊る地平線」より 著者:谷譲次
個――一見して帽子の定義に適合する品にかぎる――下着三枚、つけ代えのぼたん五個、靴下留|巾一|吋半以内のもの一つ、眼鏡――眼科医の診断書ならびに領事館の翻訳証明....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
から、きまって靴下の頭と大腿の一部を覗かせているだろうし、そして花輪のようなその靴下留めには、例外なく荷札みたいな一片の紙が附いてるだろうから――「|あなたへ!....
字で書いた漫画」より 著者:谷譲次
部屋を掃除するかと思いのほか、みんなの手を借りていっそうちらかし、コーヒー茶碗に靴下留がはいっていたり、エマアソンス・エッセイスに肌着がかぶさっていたり、賛美歌....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
し進められた貞節であった。生涯のうちの恐ろしい思い出と自称していることは、ある日靴下留めの紐《ひも》をひとりの男に見られたということだった。 年とともにその無....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
しかし彼はにわかに言葉を切って、もうその先を言わなかった。先を話せばコゼットに靴下留《くつしたど》めの一件を言わなければならなかったが、それは彼にはできなかっ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
うた》、花火、打ち解けた談笑、冗談や大騒ぎ、リボンの大きな結び目。それから新婦の靴下留《くつしたど》めも惜しまれる。新婦の靴下留めは、ヴィーナスの帯と従姉妹同士....