鞍替え[語句情報] » 鞍替え

「鞍替え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鞍替えの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
変なあたま」より 著者:辻潤
、引きとり手がなかったら自分は瘋癲病院に今なお一患者として止まるか、養育院にでも鞍替えしているかも知れないのだ。幸いそんなことにもならずに暮らしていられるのはあ....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
は伊勢屋の福の神としていつも板頭か二枚目を張り通していた。そのお駒が突然に冥途へ鞍替えをしたのであるから、伊勢屋の店は引っくり返るような騒ぎになった。土地の素見....
山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
かった。事実この時に吾輩は夢ではないかと自分自身を疑ったくらいだ。地獄から極楽へ鞍替えをした亡者はコンナ気持ちだろうと思って、ひとりでに胸がドキドキした事を告白....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
て意識の上に現われては私を威嚇したり揶揄したりする。 そこでM町を去ってF村へ鞍替えをしたがここもできたことはない。無限に続く倦怠は執念深きこと蛇のごとくここ....
野宿」より 著者:山之口貘
船頭さんに限らず、船の人達はあのようにして貸してやらなければ、むくれて他の業者へ鞍替えしてしまうのだと母は云った。 「そんなに貸す金があるんですか」ときくと、母....