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鞍馬寺
「鞍馬寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鞍馬寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
せ馬の行くに任すと山中|茅草《ちがや》の上に駐《とま》る、その地へ寺を立てたのが
鞍馬寺だとある。 馬に憎悪《ぞうお》の念強き事、バートンの『メジナおよびメッカ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
あるかも知れないけれども、どっちにしても綺麗な女の方に間違いはない。さてここに、
鞍馬寺《くらまでら》の山伏《やまぶし》で安珍《あんちん》というのがあった」 「安....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
それから上述露国の旧信者が油虫も天より福を持ち下ると言い、『日次紀事』に初寅の日
鞍馬寺で福授けの蜈蚣《むかで》を売ったとあるなど、魔王でも悪虫でも拝めば無害で役....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
に忙わしかったが、文明二年十月の末実隆が十六歳に達し、従四位下少将まで進んだ時、
鞍馬寺において落髪した。当時
鞍馬寺境内に公卿の居住すること稀ならず、長直朝臣など....
「蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
た。 翌日になって豊雄は閨房から逃げ出して庄司に話した。庄司は熊野詣に年々来る
鞍馬寺の法師に頼んで怪しい物を捉えてもらうことにした。鞍馬法師は雄黄を鎔いて小瓶....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
神すなわち先住民の現れと見るべきものであろうと解せられる。 加賀の白山の天狗は
鞍馬寺所伝天狗神名記によるに、白峰坊大僧正というとある。そしてその下には正法坊と....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
賃宿を叩いて、久しぶりの訪れに、木賃の老爺を驚かせた宮本武蔵は、一夜を明かすと、
鞍馬寺へ行って来ると断って出かけたまま、きのうは一日姿を見せなかった。
(晩には....