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韓退之
「韓退之〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
韓退之の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
ごとに一度に読むのだなどと云う無礼を演じてはいけない。柳宗元《りゅうそうげん》は
韓退之《かんたいし》の文を読むごとに薔薇《しょうび》の水《みず》で手を清めたと云....
「姉川合戦」より 著者:菊池寛
一人で、斎藤家以来名誉の士だ。茶室で信長に殺されかけたのを、床の間にかかっている
韓退之の詩『雲横秦嶺』を読んで命を助かった文武兼備の豪傑である。 戦い果てて後....
「読書法」より 著者:戸坂潤
。なる程唐宍八家文などにはそういう手本になるようなエッセイが大分ある。だが私は、
韓退之のようなああいう艶っぽいくせに鈍重な「論文」は大きらいなのである。一体、支....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
輩、そのまま家へ持ち帰れば皆馬糞に化《な》るという(『東洋口碑大全』七六二頁)。
韓退之《かんたいし》がいわゆる、牛溲馬勃《ぎゅうそうばぼつ》、ともに収め並びに蓄....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
に至って信長が其将材を憚《はばか》って殺そうとした位だ。ところが茶室に懸って居た
韓退之の詩の句を需《もと》められるままに読み且つ講じたので、物陰でそれを聞いた信....
「文士としての兆民先生」より 著者:幸徳秋水
は古人の後に生れ古人開拓の田地の外、別に播種し別に刈穫せんと慾する所の処に存す。
韓退之所謂務去陳言戞々乎其難哉とは正に此謂いなり、若し古人の意を※襲して即ち古人....