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「韮崎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

韮崎の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
単独行」より 著者:加藤文太郎
下り、河原をドンドン進んで八時三十分、やっと祖母石村にいたり、荷物自転車に乗って韮崎に向った。そして私の乗った汽車は午後九時頃駅を離れて行く。私はああ南アルプス....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
それはある日のことである、崇拝者の群から遁がれたと見え、聖者は一人で歩いていた。韮崎へ通う野道である。 依然として首を垂れている、依然として襤褸を纏っている、....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
で輝きわたるのを見たことを悦ぶ。 帰りがけに、雨も小止みになったので、自動車で韮崎の町を突き切り、釜無川の東岸に沿うて、露出しているところの七里岩を、向う岸の....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
かわりあることではない……とお銀様は冷然としてそこを歩み去って、左に折れました。韮崎《にらさき》から信濃境へ行く道とわかれて、有野から白根山脈の前面を圧するとこ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
て一散に逃げました。 十九 ちょうどその日の薄暮《はくぼ》、韮崎《にらさき》方面からこの甲府城下へ入り込んだ武者修行|体《てい》の二人の者。....
水と骨」より 著者:佐藤垢石
るのであるが、甲府盆地という広い盆地を持っているために、水温が高かった。釜無川は韮崎付近までは冷たいまま流れてくるが、盆地へ出ると急に水が温んでしまう。笛吹川も....