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音叉
「音叉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
音叉の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生きている腸」より 著者:海野十三
らと粘液をはきだす。 それからまた、吹矢は生ける腸《はらわた》の腸壁の一部に、
音叉でつくった正しい振動数の音響をある順序にしたがって当てた結果、やがてその腸壁....
「暗号音盤事件」より 著者:海野十三
りかねた。 「あのう、侯爵さまは、その夜、音楽の話をなさったり、それから御愛用の
音叉を、ぴーんと鳴らしてみたりなさらなかったでしょうかしら」 「ああ、あの有名な....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
分の限度を心得ていた。しかし彼女の正しい純なる声は、彼が自分の魂の調子を合わせる
音叉《おんさ》だった。彼はその声が自分の思想を反響するのが前もって聞こえる気がし....